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【映画】エルヴィス


伝説の始まりと終わり

言いたいこと3行

  1. 歴代ソロ・アーティストの頂点に立つ男
  2. あまりにも壮絶な人生を送った"スーパースター"
  3. 圧巻の演技

あとは見るだけだな!
各種配信を待て!

概要

この作品は「史上最も成功したソロ・アーティスト」としてギネス記録に登録されている、
エルヴィス・プレスリーの人生を映画化したものだ。
彼が極貧の幼少生活から、世界に求められる頂点に達し、その人生を終えるまでを詳細に表現している。

トップガンに話題を奪われてしまったが、
この作品も話題になるべき出来だったと思う。
わたしはエルヴィス・プレスリーを知らなかったが、非常によくできた映画だと感じた。

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あらすじ

1950年代、エルヴィスは白人だったが貧しく、黒人の労働階級たちが住む町で育った。 その中でエルヴィスは黒人音楽に囲まれて育ち、自身も歌うようになる。

当時、アメリカでは音楽の主流はいわば「カントリーミュージック」であり、
ダンディな白人がアコースティックギターを手に、ゆったりとしたミュージックで歌うのが主軸。
R&B、いわば激しい曲調で踊るようなものは黒人音楽とされ、社会的に避けられていた。
レコード会社のプロデューサーの白人、パーカー大佐は、黒人音楽をどうにかして売れないか考えていたところ、
白人でありながら、黒人音楽を歌えるエルヴィスに目を付けたのである。

結果は大ヒット。社会的な批判を受けつつも人種問わず若い層には大人気。
しかし、エルヴィスがテレビ出演を始めたことをきっかけにエルヴィスの音楽は人種的な社会問題扱いされてしまう。
しかもパーカー大佐は、エルヴィスには言えない秘密を大量に隠し持っていた。。。

おすすめポイント①:シナリオ

この作品の魅力は、アーティストの半生を取り扱っておきながら、ドキュメンタリーには見えないことだ。
なぜならば、エルヴィスの人生は、大ヒットしてからがあまりにも壮絶。 秘密が露見したパーカー大佐との過激なやり取り、社会問題との衝突、世界で初めて誕生したトップスター、
これらがすべて一人の人生で起こっていることが信じられない。
故に、創作に見えてしまうのだが、これが実際の出来事なのがすごいし、非常に見ごたえのある映画になっている。 また、実際の映像をほとんど使わず、決定的な部分にのみ用いる演出もよい。
よって、「シナリオが良い」という書き方をする。

おすすめポイント②:音楽

彼の音楽は、2022年になっても見劣りしない。 なぜならば彼の音楽は、名曲ばかりであるからだ。 「監獄ロック」「Burning Love」「If I Can Dream」名曲は尽きない。
まあ、ヒットシングルが150曲を超え、レコードは30億枚売れているので、尽きないのは当たり前だが。。。

おすすめポイント③:演技

主演は、オースティン・バトラー。
TVドラマ1作しか主演がなかった彼が、伝説的アーティストを演じるのは大抜擢だ。
エルヴィスの半生を扱うにあたって、その壮絶な人生の絶頂、苦悩、挫折、再起をすべて演じる。
しかも本作は過去の映像をほとんど使用しないため、ライブシーンもすべて彼が演じる。
そのシンクロ感はすさまじく、あまり海外俳優の演技を気にしない私でも名前を覚えてしまった。

結論

ぜひ、配信されたら回収してほしい。
この作品がトップガンに埋もれるのはもったいない。
トップガンスパイダーマンは確かに2022年覇権パワーを持っているが、
個人的には上記2作は前作のと繋がりなど、反則的な部分があるので、
単体なら「エルヴィス」
これは間違いない。

以上、†昇天†